どうもどうも、こんばんわ。草刈正雄です。←
ボクは、この年末年始に、各配信サービスでは見れないところの
見たいなと思った映画のDVDをゲオの宅配レンタルで借りました。
7枚借りたんだけど、20日間借りれるらしいんで
年末年始の休みもあるし、ゆったり見れるかなと思って。
で、今日届いたんで、早速見ようと選んだのは
リュック・ベッソンのジャンヌ・ダルク。
随分前に見て、その時は、脳内革命が起きたみたいになって
ものすごく感動した記憶があったのだけど
今、まがいなりにも聖書通読を成し遂げた50代になったボクが見たら
どんな感じになるだろう?と思ったからでした。
んで、見たんですが、何とも言えない気持ちになっています。
今では、ジャンヌ・ダルクはバチカンに聖人として名を連ねているけれど
こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど
彼女は、統合失調症だったんじゃないだろうか。
というのも、ボクも幻覚や幻聴の症状があり
ジャンヌの場合は、子供の頃から異常に信仰が厚く
また、幼い時に大好きなお姉さんを
イギリス兵士に殺された上に屍姦されるという
残酷な様子を眼の前で見るという体験をしていて
一度、確実に心が壊れてしまっていて
そこからの「復讐心」と「信仰心」とを強く胸に抱き続けている。
そんな統合失調症の人の場合、あのような
「神からの啓示」「神の声を聞く」と思い込むことも不思議ではなくて。
それから、告白をさせてくださいと、何度も何度も懇願するのに
決してそれを許してもらえず
結局、ジャンヌにしか見えない謎の男に告白して「真実」を語る。
そして懺悔する。神・子・精霊に赦される。
しかしそれは誰も聞いていないので
そのまま火あぶりの刑で殺されてしまうわけだけど
(聞いていても殺された気がするけどね。あの状況では)
実際のところ、統合失調症そのものが
逆に、神のご計画により、与えられるべき人に与えられるとするならば
何も統合失調症だけでなく、あらゆる精神病もすべて
神のご計画によるものとするならば、どうだろう。
人に見えないものが見えたり、聞こえたり、匂いがしたり
あらゆるものに怒りを抱いたり、使命感に燃えたり
あるいは何もできなくなったり、死を熱望することすらある。
実際にある。実際に、その症状はある。と、今は知ってる。
大勝利をおさめたあと、突如
ジャンヌの中の良心が急に目覚めて「違う!」と思い始める。
こういうことも、よくある。本当にある。
なにはともあれ”何かに強く囚われている人”は
圧倒的なカリスマ性を持ち、強烈に人を引き付けることも少なくなく
て、あー全然何がいいたいのかまとまらないけど
ずっと前に見たときとは違った受け止め方にはなったけど
物凄い映画だ、というのは変わらない。
やはりリュック・ベッソンの映画が好きだと思う。
ミラ・ジョボビッチの熱演も凄まじくかっこいい。
良い映画だった。見てよかった。
この映画に関しては、しばらく自分の中でモヤモヤと考えてしまうと思う。
結局、何度もジャンヌのところに現れた謎の男は何だったんだろう。とかね。
考えても何もでてきそうにないけども。
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