どうもどうも、こんばんわ。ボクです。
本日(2024/10/11)公開の「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を見てきました。
以下、完全ネタバレまくりで書きますんで
読む方は自己責任でお願いします。
結論から書いてしまえば、ボク的に完璧だった!
ホアキン・フェニックス演じるアーサー版のジョーカーが
そもそも大好きすぎるボクなので
何もかもがとにかく素晴らしかった。
二人が恋に落ちたあの瞬間の演出も素晴らしかったし
ほんの少し話しただけでリーに心を奪われたアーサーの気持ちも
手に取るようにわかったボクは
あの面会のシーンで号泣。ここで「Close To You」は反則。
泣くしかなかったもう。ほんっと。
Follow you (Follow me)と嬉しそうに歌うとかもう(泣)
誰にも愛されなかった、誰にも気にかけてもらえなかった
ただただ良心を裏切られ続けてきた男が
あんな歌を自分に向けて歌う女を前にしたらもうね。
そら恋に落ちまくっちゃうわけです。愛しちゃうわけです。
その気持ち、死ぬほどめちゃめちゃわかって号泣だったわけです。
そしてあのクソ弁護士の弁論を聞いている時の
アーサーのいたたまらなさ。
あれは俗に言うところのセカンドレイプでしかなかった。
決して、アーサーを弁護しようとしてるとは感じられなかった。
ジョーカーを表に引きずり出すスイッチになったのも
痛いほどわかったし、すっごくカタルシス感じた。
ちょーーーーーかっこいかったし!
ジョーカーのかっこいいところもたっぷり見れたし、本当に最高でした。
でもね。これはみんなは嫌いと言うだろう、というのはわかる。
あのラストにも賛否両論あって然り。
ボクも、あまりにも衝撃でショックで映画館だってのに「あー!」って
思わず声が出ちゃったし
エンドロールを見ながら、何だろこの既視感はとめっちゃ考えた。
そして、エンドロールが終わる頃に思いついたのは
これは、ジョンとヨーコだ。ということ。
ジョンとヨーコが恋に落ちたせいで
ジョンが死ぬことになったという説があるのと同じに
二人の恋が、いたずらにジョーカーを焚き付け、表に引きずり出し
ジョンを熱狂するあまり殺害したファンが現れたように
ジョーカーもあのような最後になったのだ、と。
ちょっと話がずれるようでずれないのだけど
ボクは聖書を読んで、教会にも通ってるじゃない?
それで、聖書には繰り返し「偶像崇拝」というものを批判するんだけど
つまりは、こういうことだよね。とも思った。
ジョーカーという幻想(偶像)
ジョン・レノンという幻想(偶像)を作り上げ
心酔しきった熱狂的ファン。の、果てが、あれなのだよな、と。
だから、あのラストは、ボク的にはとても納得できたし
アーサー版のジョーカーのラストにふさわしかったと思った。
よく考えたなあ。脚本家と監督はものすごい頭が良い。と感じたよ。
どのシーンにおいても、選曲が神がかってたし
知っている曲ばかりで
こんなにもこの作品に「すべて」ピタッと来るのは驚きもあった。
どれもこれも本当に最高。Gaga様を見直した。マジで。
そして、ホアキン・フェニックスの歌の巧さも
タップダンスシーンも最高だったし
ジョーカー最高!見に行って本当に良かった。
でもこれ、そう思う人は少ないんだろうなというのもわかる。
多分これ、ボクがそもそも幼少期からずっと
不遇な境遇で、人間社会と言うか、世界に対して
怒りや悲しみや憤りを抱き続けてきた「根っこ」があるからだと思う。
完全にジョーカーに感情移入だから。
何なら、自分もジョーカーだとすら思ったりもするから。
一緒に見に行った友達は
「面白かったけど最低だった」というようなことを言っていて
だからこそ、最高だったと涙さえ浮かべているボクの意見を聞きたがって
帰り道、車の中で熱弁を振るったりなどして
「なるほど。曲をすべて知っていたことや性癖やジョーカー愛によるものですね」と
いい感じに要約してくれて、且つ、それだけ感激してるなら良かったと
そんな風に言ってくれました。ははは。友達優しい。
てなわけで、ボクは最高だと思ったこの作品。
きっとみんなは大嫌いだろうと思うけど
最高だと思う、そんなボクもいたんだよ、というお話でした。
あ、そうそう。この作品の選曲も歌も素晴らしかったんで
いつかサントラも買いたいと思ったし
Lady Gagaのアルバムも買いたいと思ったりしています。いつになるかわからんけど。
て、買っちゃった(追記 am3:25)
と。まだまだ語りたいけど、この辺で。
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