谷崎潤一郎「卍」をこないだ読了していました。

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どもども、皆さんこんばんわ。ボクです。

こないだ、ふとしたことから読んだところの
谷崎潤一郎の「痴人の愛」があまりにも凄かったので
ついでに「卍」という作品を読んだのがこないだのこと。

谷崎潤一郎独特の「ぐんぐん読ませる技術」が冴え渡り
これもまた、一気に読んでしまったのだけども
そらもー、メチャクチャなお話でありました。

最初は、濃い百合の話なの!?百合!百合なのねっ!?
て感じだったのがあっという間に
メチャクチャハチャメチャになっていきまして
男も女も夫婦も友達もカップルも不倫も
何でもありなスワッピングどころのは騒ぎではなく
それだのに、一切の性描写はないという。
性描写ないのに、ある、とわからせるところは相変わらずで
昔の作家ってのは、本当にすごいです。

「痴人の愛」を読んだ時に
あまりにも面白く、物凄く、その凄さに感動したので
せっかくだから、パブリックドメインのKindle本を
やたらめったら読んでやろーじゃんよ、なんて思ってたのが
何故かくじけてしまいました。あまりにも濃かった。うん。

そんな中、ボクは長いことエンジョイし続けてきた
3D世界の「セカンドライフ」を2024年11月いっぱいで
無期休止と言う名の引退をしまして
専用ビューワやら、関連アプリなども一切アンインストールし
気持ちの重み、毎日の「ボク時間」の使い道なんかが
すっごく楽になったんですけども
そのタイミングで、ブラックフライデーセールということで
Kindle Unlimitedが3ヶ月間99円ていうんで
12月になるのを待ち、昨日、ポチッとして登録したところです。

せっかくなんで、パブリックドメイン作品を読むのは置いといて
買ってあるKindle本も置いといて
Unlimitedで読めるやつを、読める限り読んじゃうぞー!となってるんですが

ボクはさあ、マンガとかビジネス本とか自己啓発本では無きにして
文芸小説を読みたいので、これがなかなかどうして探すの大変。

ましてや、自分の好きな太宰治や坂口安吾や
この「卍」と「痴人の愛」を書いた谷崎潤一郎みたいな
いわゆる「文豪」と呼べるような人の本は、ちょっと見当たりません。

探し方が悪いのかもだけど。

グイグイ読ませてくれる、そんな本、見つかるといいな。

なにはともあれ「卍」も凄かったであります。
よく言うところの「男女のもつれ」てのは
こういうことだったりするんかなと思ったりもして。
尼崎の監禁事件だとか、いろんな猟奇事件なんかも
「なんでそうなった!?」となるのは部外者である我々だけで
当事者であるところの、加害者や被害者には
言葉にできない、精神的肉体的な服従関係や強烈な共依存など
いろんな問題が内包されてるんだろうなと思ったりも。

そういうような、濃いーやつ、探して読みますよ。片っ端から。(´∀`*)ウフフ

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