ずっと気になっていたけれど
なかなか見ずにいたところの「ソウルフルワールド」を見ました。
さすがのピクサー作品。
作品を重ねるごとに、ますますその映像美に磨きがかかるね。
まるで実写のようなリアルさと美しさ。
それだけでも感動だったけれど、一番はそのストーリー。
見て良かった。今、見る時だったんだなあ。
以下、ちょっとネタバレ気味になるのでご注意。
ボクという人間が病気になってずっと
言葉にできない「現状の自分」というのがあって
それは「サブ垢で生きてる感」とか「自分が自分じゃない感」とか
そんな風に表現してきたんだけど
この作品の中で「迷える魂」として描かれてて
ああ!これだ!この状態だ!ってなったし
22番が迷える魂になってしまった時を見て、涙がこぼれて仕方がなかった。
そう、ボクは「迷える魂」になってる。
ずっとじゃないけど、ちょいちょい「迷える魂」になる。
命の輝き、きらめき、というものは、人生の目標ではなくて
“整いさえすれば” 見つけることができる。
22番みたいな状態。生きる準備が整ってない。
生きたくない。ずっとここにいたい。生きることが怖い。ずっとここでこうしていたい。
22番は、生まれる前の魂だったから、整うまで、その世界にいられたけど
ボクはもう生まれちまってるから彼女みたいにしてもいられない。
生きる意味とは。人生のきらめきとは。
いろんなところに顔を出しては、自分の居場所を探し回るけれど
そういうことじゃないんだな、と思ったし
自分の好きなことで生き暮らしていくことだけが
自分の人生ってわけでもない。
ただただ、この世界を、この世界の瞬間瞬間を味わっていく。
このことだけが、生きる意味なのかもしれないな。きらめきは、そのためにある。
とてもとてもいい作品でした。
今、ボクが見るのにふさわしい作品だった。
映画というのはそういうところあるよね。
なかなか見ないでいるけれど気になってはいて
ようやく見たその時が、最適な時だった。みたいなね。
JAZZっていかなきゃね。なんて思ったよ。
この作品は、またちょいちょい見返すことになると思う。
魂を揺さぶる、素晴らしい作品でした。
万人受けはしないかもしれないけど…響く人にはビンビン来ちゃう
そんな珠玉のディズニー映画だと思うのでした。
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