どもども、こんばんわ。ボクです。
友人が、現在上映中の「ブゴニア」という映画を見て
非常に良かった!!と感動していたので、公式サイトを見たら
あの、悪名高き(?)アリ・アスターが製作してるってんで
アリ・アスターは、興味あるけど怖くて見れないよーって話して
(ブゴニアは、怖いけど怖くないんだそうです)
それと同じ理由でラース・フォン・トリアーも怖くて見れないと
そんな話をしてたら、いやいや、なんか見たくなってきたぞ?となって
ラース・フォン・トリアーのWikiを見てたら
シャルロット・ゲンズブールが何度も彼の作品に出てるのを見て
何度も共に映画を撮ってるってことは
シャルロット・ゲンズブールが出てる作品なら見れるかも?と思いたち
(だって本当に酷かったらビヨークみたいにもう二度と仕事しないと思うでしょ)
ニンフォマニアックに目をつけたってわけです。
ただいまボクは、U-NEXTのリトライキャンペーン中で
U-NEXTになかったら諦めるつもりが、あったもんだからね。見たのです。
Vol1とVol2に別れてて、2作見ると5時間超えになるんで
果たしてどうかな~?耐えられるんかな~?と思いながら
無理ってなったら、いつでも見るのを止められるんだから、と
そんな風に自分を説得しながら(?)見始めて。
昨日、Vol1を見た時点では、はい~?て感じで
何の意味があるのかさーーーーっぱりわからなくて
Blueskyでも、そのようにポストしたんだけども
いやいや、Vol2を見ないと。シャルロット・ゲンズブールを見ないと。と
今日、見て、ついさっき見終わったところであります。
なんつかね・・・。結論から言うと、すごく良かった。
先にも書いたように、Vol1には
感情移入できるところや、想像の余地がなく
さっぱりわからなかったんだけど
Vol2に入ってから、じわじわと感情移入できるようになって。
というのも、Vol1は、幼少期から若い頃までの主人公ジョーの話で
ボクは若い頃は(性的に)清い子どもだったからか、よくわかんなくて。
でも、Vol2は、シャルロット・ゲンズブール演じるジョーが
30歳くらいからかなあ?50歳になって、冒頭のシーンに繋がるまでの
そう、冒頭の打ちのめされて道に転がってたのは何故?というとこが描かれてて
急に目の前が開かれた感じで、見えてきたんだよね。不思議と。
あ、そうそう。ニンフォマニアックてのは「色情狂」という意味で
セックスに溺れまくりのジョーの自分語りで構成されてるんだけども
ボクが感情移入できたからってって
色情狂ってわけではないから、同じ人生歩んでた!という意味ではなくて
それでも不思議と、ああ、こういう女わかる。こういう男わかる。の連続で。
最後の最後まで、ああもうすんごいわかる。
という感じだったのでした。
つっても、見終わった直後は「意味わからんけど刺さった」感じだったのが
今こうして、ブログを書いてるうちに、そうなってきたんだけどね。
思うに、ラース・フォン・トリアー監督ってのは
女のこと、男のこと、めっちゃ裏側が見えてる人なんじゃないかな。
女の愚かさ、滑稽さもそうだけど
特に、男の醜悪さを描かせたら天下一品の人なんじゃないだろうか。
んで、作品の怖さ問題だけど、怖くはなかった。
ある意味怖いけども、怖くはなかった。
でも、目を背けたくなるシーンはあった。
あまりの居た堪れなさに、立ち上がって背中を向けてしまったのだよ。
あのシーンはちょっと辛かった。
でも、ジョーが「そうした」のは、「そうするんだろうな」とわかった。
そしたら本当に「そうした」のであって
しかも細やかにリアルに、そのまんま描かれてたから酷くて。
でも、そのシーンも必然性がちゃんとあって意味があったと感じてね。
そう、Vol2は、まるで一度見たことがある人のように
すごく先が読めて、その通りになってったのも不思議な感じ。
ラストまでね、読めました。読めたけど、面白かった。
あと、あまりと言えばあまりにも「ノーカット」すぎて
性描写が、モロ見え、丸見え、丸出しだったのに
ちっともエロティックじゃなかったのが不思議。
セクシーじゃないんだよ。セックスってのは。と言ってるかのようだった。
これは多分だけど、ラース・フォン・トリアーが男だからかなあ?
ジョーが主人公なんだし、ジョーの自分語りで構成されてるんだから
女目線であるべきだのに、男目線だからじゃないかなと。
いや、わからんけどね。
愛が伴わない、いわゆる「ファック」だとああなるんかな。
それはそれとして
ボクが、男に対して抱いている感情と
ボクが、自分のセクシュアリティについて悩んできたことと
ボクが、同性であるところの女性の”大半に”感じている感情とが
見事に描かれてて、今、うわー・・・てなってる。
つまりこれは、カタルシスってやつだと思う。
ボクの中にある性にまつわるエトセトラを
ジョーがセリグマンに一つひとつ語ることによって
カタルシスを得て、安心して眠りについたのと同じで
ボクもカタルシスを得ることができた気がする。
何しろ、すごい映画でありました。
賛否両論と言うか、わからん、受け入れがたい。という人が大半だとは思うけど
ボクにとっては、すげー作品見たこれ!だった。
意味不明のVol1に散りばめられた伏線が
Vol2で、次々に回収されてったのもカタルシスを得た理由かも。
ラース・フォン・トリアー、意外に、自分と相性いいのかも?
なんてなんてなんてなー。他のもなにか怖くなさそうなの見てみようかな。

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