嫌われたくないの反対は好かれたいではないという話。PTSD版

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はい。皆さんこんばんわ。
今宵もはつらつとどん底沼の中程からお届けします、このブログ。
ご承知の通り、ボクは嫌われるのが恐ろしくて
外出が独りでできないとか
あらゆる事柄が恐ろしくなるという
PTSD&統合失調症を患っているわけですが
あ。そうそう。
今通っている病院での診断は統合失調症なのです。
なんやかんやで急性期の酷い頃は
他の病院に通っていて、このような診断がつかず
長い間、全然お門違いの処方箋と診療を受けていたのね・・
という結論が出たのでして
もう今となっては安定期というか休息期というのに入っていて
目に見えて顕著なひどい症状はなくなっているんだけども
それでもまだ外出困難だったり
疲れすぎるところやなんやかんやは根強くあって
社会復帰ができず、のほほんと暮らしているのですけれども
(だってのほほんとするくらいしかやることがない)
今日は、嫌われるのが恐ろしい=好かれたい
と、このように人は思うのらしいけれども
そうではないよ、という話をしたいと思います。
 


ボクの場合は、という話にはなるけれど
嫌われるのが恐ろしいというのは
文字通り、嫌われることだけが恐ろしいのであり
好かれたいのは別の次元の話であります。
もうちょっと細かく言うと
ボクのことを嫌いでもいいっちゃいいんだけど
ボクが命の危険に晒されている時に
ボクを助けたくないと思うほど嫌われたくない、ということで
普通は、なんぼ嫌いな人でも
命の危険に晒されている時には助けるわけだけど
事故のあった時に同じ場所にいたその人は卑劣にも
素知らぬふりで平気で自分の業務をこなしたりしていて
助けてくれず、結果的に大怪我をしまして
そこまで嫌われるっていうのは
ボクがものすごい悪いことをしたのか!?と
そんな風に思い始めてからの、幻聴幻臭、強迫神経症・・・と
どしどしおかしな症状が出てき始めて苦しんだのであるから
そこまで卑劣な気持ちになるほどに嫌わなければいいのです。
そもそも、万人に好かれるというのはありえないし
そんなものを求めるわけがないのであり
加えて、人の気持ちや考え方や捉え方は
通常、千差万別で、何を考えるか分かったもんじゃありませんから
好かれるどころか、何をどうやって嫌われるかわからない。
その嫌い方もそれぞれですから、それが、恐ろしい。
と、こういうわけなのであって
こうなってしまった以上
「よそはよそ、うちはうち」方式で
他の人がどう思おうといいじゃあないの。関係ないじゃないの。
自分は自分の思うように、自分らしく生きればいいさ、みたいな
そんな風な意見や文章を見ると
自分らしく生きて、結果
また見殺しにされたらどうしてくれんねん!

みたいな気持ちになってしまうのであり
それ故・・・
特に好かれたいというのではないけれど
できうるかぎり、他の人の神経を逆なでするようなことのないよう
不必要に感じ悪くならぬよう
訓練しなければならぬ!みたいになっているのですが
逆に考えると
万人に好かれるというのは不可能であると同時に
万人に嫌われるというのも不可能なのであって
だからあまり考えないようにしてるんだけども
基本、まだ恐怖観念は取れない。取れきれない。
なにしろまあ、そんな感じで
ボクが「嫌われるのが恐ろしい」というた時に
「よそはよそ、うちはうち」論とか、「自分を持て」論とかは逆効果で
「あなたは嫌われたりしていない」論も逆効果で
普通嫌ったとしても、見殺しにするほどまで嫌うというのは
実に稀なケースで、めったにあるもんじゃないよ
その人が”特別に”意地悪だったんだよ、と
こういうのが非常に慰められ、励まされたりします。
これはPTSDの人の殆ど共通なのじゃないかなと思う。
酷いDVやレイプやその他犯罪や事件に巻き込まれた人で
PTSDを発症している人の周囲の人は
「あれは非常にアンラッキーで、非常に稀なこと」と
そのように声をかけたほうがいいかもしれないよ、と思います。
あまり言い過ぎるとこれまた「わかってるわ!」となるので
あまりにコワイコワイコワイ!となってる時に
ぼそっと、ほろっと、言うくらいがいい気もします。
ボクの場合、自分らしく生きることが
人の気持ちを逆なでしたり、目に余る・目に障ることに繋がり
結果的にあの事件になったのだという過去が鋭く胸に刺さっていて
とても強いパニックを起こしたりしていました。
そして自分を殺して生きなければ生きていかれないのではないかと思い込み
病院の先生に対し、ボクが男だという証明が欲しいと思ってみたり
逆に、ボクを違うひとにしてくださいと懇願してみたり
なんでこんなセクシュアリティになったんだ!!と
天を仰いで神を呪ってみたりしていました。
好かれたいわけではない。
もっというと、嫌われるのが怖いのでもなく
もう二度と、ひどい目に遭いたくない、ただそれだけなのです。
ひどい目に遭わせないならば
どう思ってくれても構わないし、嫌ってくれてもいいし
どう思おうと、その人の自由だと、それくらいはわかっていて。
ボクと同じPTSDの人が
自分を取り囲むあらゆる恐怖に打ち勝てる日が来ますように。
ボクも頑張るので、一緒に頑張っていきましょう。
怖い人はそうそういるもんじゃない。と念じながら。
 

コメント

  1. ところで 一度たりとも君を嫌ったことのない私です。
    ふむ、ふむふむふむ…と読んでいて思った事なんだけどね。
    その… どんな人だったのかなぁ?って疑問が膨らんでしまう。
    それと同時に君は本当に嫌われていたのか?が気になりだしてね。
    私にだって 仕事場で嫌いな人ぐらいいる。
    でも、ほんと咄嗟に助けちゃうよね。
    そこまで残酷に 目の前の出来事を無視して見放して平気な人って存在が いやもう 全く理解出来ないけれど
    じゃあ 逆に 人はどんな時に残酷になれるのかしら?
    と 想像してみたんだけど
    表面化されてる所は単純に嫌いに見せてて
    純粋な嫌い というより
    妬み、嫉妬、憧れの立ち位置に立つ人が いなくなれば 自分がそのポジションに!と無意識のうち考えている人とかなら 解るかも と
    考え過ぎかなぁ
    愛憎 表裏一体みたいに 物凄い振り幅のある感情を持つ人間じゃなきゃ やらない事かも
    思い当たる節はある?
    まぁ 思い出したくもない事だったらイイんだけど

  2. 実を言うと
    その件は残った同僚の皆さんが決着をつけてくれていて
    その人は本当によろしくない人で
    挙げだすとキリがないので割愛しますが
    その人とシフトで一緒になるとわざと利用者さんが不穏になるようにしたりして
    ヘルパー側が大変になるように仕向けるというか
    酷く仕事をわざと大変にしたりする人で
    そう言うようなアレで他の人達とも大いに揉めて
    結果的にみんなに追い出されたのだそうです。
    その何故そういうことをしたのか?という真意の程はわからないのですが
    とにかく他のヘルパーにもうんと嫌われて追い出された、と。
    なので、ボクにしてみたら敵を討ってもらった感じで
    その件自体は決着ついてるんですね。
    そして
    その職場の前の職場でもいじめにあって退職に追い込まれているので
    そこのことも根にあるのだと思います。
    そこでは明らかに嫉妬と妬みと所謂「新人洗礼」というのだったのですが
    課長がすごくボクを好いてくれて
    かばってくれればかばってくれるほど意地悪されたという。
    また、ボクは、利用者さんにも人気があったので
    これについては「人気取りばっかりして」などというて来る人もいたりで
    明らかに、ボクを嫌って意地悪されていたのですが
    そこもおおまかな決着はついていて
    その職場自体が問題があり
    同じ建物の中の違うフロアや違う部署はそういうことなく
    そこの部署だけはずっと(今でも)
    誰が入っても長続きできないのだと聞きました。
    ボクが特別に悪かったのではないという話だったのです。
    けれどもそう言われても
    頑張って仕事をすればするほど嫌われるといっても
    適当に手を抜けるほど器用でもないし
    ・・・と言うか、そういうことよりも何よりも
    嫌われる要因をジェンダー問題のせいと
    ボクの脳内が固く結びつけてしまったことが
    ボクの病気の根本になっていて
    そこまでわかってきたのです(カウンセリングで)が
    ボクがボクである以上
    嫌われたり誤解されたり妬まれたり疎まれたり
    怪訝に思われたりするというのは無くなりはせず
    またちょいとした意地悪はされる可能性はあるし
    且つ
    前はちょいとした意地悪くらい平気だったのですから
    とにかく・・・精神的体力をつけなければならないと
    そういう方向のリハビリをしているところなのでした。

  3. なるほど…
    とっても まともな答えだったので安心しつつ
    精神面でのアナフィラキシーと同じ状態だってことだよね?
    事前回避と 精神的体力
    今後、二度とこんな目に合わないよう
    本気で心から願ってます!
    本来なら 味方の方が多く存在する人間性の持主であることは明白なんだもの!

  4. ああ!そう!正にそんな感じかもしれないです。>アナフィラキシー
    こんな卑劣な人がいるんだ!そして
    そんな卑劣な人でも職場にかばわれるんだ!
    どんなにこちらが正しくても無意味な時があるんだ!という
    このようなショックから家から出られなくなり
    果てはベッドからも起き上がれなくなったと。
    今は本当に元気になってきて
    体重も戻って肉体的体力も戻ってきつつあり
    あと一息ッて感じです。
    ただ、治りかけこそ要注意。というのもあるようで
    焦らず、慎重にやっていきたいと思います。
    どうもありがとうございます!

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