おもしろくなき世をおもしろく

昨晩テレビで
クリスマス時期に見るべき的な映画をやっていて
それとは知らず見ていて
最後にクリスマスソングが流れてきたところで
口が真一文字になってしまった。

40年以上生きてきて
我がの力では何ともできない幼少の頃はさておき
物心ついて自力である程度
なんでもできる年頃になって以降
思えば『恋のパートナー』てのがいないままに
クリスマスから年末にかけての
スペクタクル・ラブ・ウイークを過ごすってのは
初めてなんじゃなかろうか。

ま、家族はいるから
ひとりぼっちの孤独な・・とかではかろうじてないんだけども
なんだなあ・・・と思っている今。

人の事は知らないが
自分はこれまでずっと
自分の楽しみは自分で仕込み企ててきたな～と、ふと。

そのフィールドも様々だったと思うけど
あまり人のおぜん立てに乗っかってきたことはない気がする。

仮に乗っかる形になったとしても
積極的に自分なりにそれを盛って盛って盛りまくって
どんどん楽しんできた方じゃないかな～。

そうでもしないと
この世は基本『なんもない』のがデフォルトだから
自分で楽しいことを作らなきゃ、見つけなきゃダメみたいなのが
自然と身についていたのかもしれない。

で、今年は
人生初の恋の相手がいない状態でのクリスマスでして。
（このまま行けばだけど、と、わずかな期待もあるにはありつつ）
毎年いつも
家族（すなわち自分の場合は娘と母）とのクリスマスもやりつつ
恋人とも別にやる、とかいうような感じで
ダブル、場合によっては、トリプルで楽しんでたんだけども

それは不倫関係とかいうののそれとは違い
『おとなの楽しみ』があるからだっていう理由であって
正に楽しく計画しまくって
たっぷりとあれもこれもと楽しんでたわけで

しかしまあ・・・今年は
家族とのハッピークリスマスオンリーであり
いいっちゃいいんだけども・・・ちょっとポカーンである。

しかしそれはそれで、今年も例にもれず
娘と共にクリスマスショッピングを楽しんで
クリスマスの御馳走を仕込むなり作るなりして
スカパーのディズニーチャンネルで
夢いっぱいの映像を楽しみながらいただいて過ごし

残念ながら
もうすっかりばれてしまったところの
明け方までにサンタさん役になって
娘の枕元にプレゼントをそっと置いて・・・と。
静かなサイレントナイトとなるのでしょうが
これ・・・
娘がまだ自分と行事を愉しむのを主軸として
そう、メイン・イベントとしておいてくれてるからいいものの
娘が彼氏できただなんだで
どっか行っちまうというような時がきたらどうすんだ。

何とかなるし何ともならなければ
何ともならないように時は過ぎていくわけだけど
そんなとき
シナトラの声が・・・必需品であります。たぶん。

そろそろクリスマスアルバムたちを引っ張り出して
特に予定はなくとも
クリスマス気分を満喫し始めてみようかな。

だってもうあれでしょ。
下手すると、クリスマス・イヴ当日よりも
それまでのワクワク感の方が楽しいもんね。

セカンドライフの住人だった頃は
忙しい忙しい言いながらも
自SIMを飾り付けしたり
クリスマスならではのイベントを仕掛けたり

その傍らに、プライベートライフの充実のために
自宅を飾りつけたり
こちらもイベントの仕込みをかけたりで
リアルこもごも
いろんな方向で楽しみまくっていたもんです。

が。
なんしょあれね。
先にも触れたけどとにかく
この世はなんもしなければ、なんもない。
これがデフォルトってのは、ハズレじゃないらしいから
楽しみたいと思うなら
自分でそのように動かなきゃならんですよ。
高杉晋作がいうた通り。
おもしろくなき世をおもしろく。

今、この時の自分にできることから
誰よりも自分自身を楽しませたいと思うなら
そのように、自分で動かなきゃね。

しっとりと一人身の友達でも誘って
映画でも行くかな～。
コンチキショー。コンチキショー。なんつって
小声で悪態付きながら
周りのラブラブカップルやハッピーファミリーを横目に
半ばむりくり楽しんでしまおうかな。

とかいうてると！
知らん間に『相手できましてんえ』などと言われて
ドンと落ちたりするかもしれんけども
まあ、そん時はそん時ですから。はい。

昨日娘にぼそっと言われたん。
『クリスマスまでに彼女作ればいいじゃん』
そんな簡単に言うてくれるな、娘よ。
今年のボクは、いつものボクと違うんだぜぇ。可哀想な意味で。

これまで自分は
クリスマスに1人がなんだってんだとかいうてましたけども
それもこれも相手がいたからこその余裕だったらしいと
そのことがわかっただけでも
一つ成長ですかね。

ま、その時ですら、そして今も同じで
とにかく、楽しみたけりゃ
自分でそのように動かなきゃダメよ、と。
そこは変わらず。
みんなも楽しみましょう。せっかくだからね。

年中行事ってのは
とにかくとにかく、積極的に楽しむべきです。
なんとしても。