ジョーカーを見たよ。

いろんな人に酷評されてたり
いろんな人に「見ない方がいい」とも言われていたけど
どーしても見たくて見ました。

言うほど辛くなかったし
なんだろ。むしろ気持ちが良かったかも。

確かに「素晴らしい映画だ！」とは思わなかったけど
あまりにもひどい目にばかり合い続けてると
ジョーカーになっちゃうよね。うん。

実際、街中ピエロになってたし。
暴動起きて、街中エライコッチャだったし。

ヒエラルキーの上の方にいる人達は
下にいる人たちのことなんか考えもしないで
好き勝手なことをやり
下にいる人達を踏みにじり
笑いものにしてコケにする。

日本人は、みんな優しくて意気地無しだから
暴動が起きたりするってこともないけど
ここんとこ30年くらいの政治を見てみろ？とか思っちゃったし
一生懸命面倒を見ていた母が自分を虐待していたとかね。
その上、血も繋がってないとかさ。
ちょっと感情移入もしちゃったし
ジョーカーには、ジョーカーの言い分があった。
言い分があれば、人を殺していいってことにはならんけども。

人をあまりコケにするとこうなるよ？
みたいな教訓？はあったんじゃないかな。

階段のダンスシーンとか、すごく良かったと思うし
各所に使われてる音楽もすごく良かった。
センスが良いと思ったよ。

でもまあね。
見たあと、気分がパーッと晴れる系ではないことは確か。
でもズーンと落ち込むほどでもなかったかな。

ただ、見て良かった。とは思いました。
さすがDCきっての、スーパーヴィラン。かっこよかった。

以上。

またあとから。

考えたんだけど、この作品を見て「救いがない」みたいな感じで
ダークサイドに入る人が多かったのは
そもそも、これは、スーパーヴィラン爆誕までの話であるから
（所謂）ハッピーエンドであっちゃいけない。という前提が頭になかったからでは？
とか思ったのだけど、どうだろう。

ボクが感じたのには、これは「スーパーヴィラン爆誕物語」として
見事に爆誕！という意味で、ハッピーエンドだったと思うんだ。

ヴィランとして、暴動を起こしている人たちに歓声で迎えられたり
暴動が起きている街を見て「美しいじゃないか・・・」と言わせたり
そんらもう、すんばらしいスーパーヴィラン爆誕の物語だったと。

ボクはそう思ったのだけど、どうでしょう。

もう一度言うけど、本当にかっこよかったよ、ジョーカー。
それでこそ「スーパーヴィラン」だ。

ボクはそう思ったのでした。