Beautiful

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はまって見ている海外ドラマ『Glee』のキャストの一人、カート。
彼は劇中でも、プライベートでもゲイなんだけども
彼が好きすぎて好きすぎて
見れば見るほど好きになるので参ってきてるんですが
ちょっぴりリバー・フェニックスっぽいと思ってるんだけど、どうだろう?

自分の目から見て
彼はとてもチャーミングで
いつも凛としていて美しいのだけど
アメリカ的な視点で見ると
そんなに美しいってわけでもないのらしいんだ。

そこらへん、だいぶ日本人の目と違う感じがする時ある。

そんなことはおいといて
クリスティーナ・アギレラのBeautifulと言う曲は
Gleeの中でメルセデスと言う
身体の大きなとてもチャーミングな黒人女子が
チアリーディングの時にソロで
多くの生徒のルックスのコンプレックスは
なにも『自分だけじゃない』と言うことと
だからなんだってのよ、みんな美しいんだ。という
歌詞そのままのメッセージを
皆に、自分に、送りながら歌ったのだけども

人種が絡んでる場合や
セクシュアリティが絡んでる場合は
特に問題が根深いように思う。

それでも
猛烈に美しければ
黒人だろうが、その他の有色人種であろうが
セクシュアリティがどのようなスタイルのものであろうが
その美しさでもって
有無を言わさない説得力を持たせることができる。
と、そんな風に思ったりもする。

美しさというものは
問答無用の力があるように思う。

で、自分はと言えば
そんなに悪くもないけれど
素晴らしいってのには程遠いし
大してよくもないということの自覚がある程度で
気張らなければ、中の下の下くらいの気がするし
気張ればまあ、中のちょい上くらいの気がするし

でもひとたび
果てしなく美しい人を見たりすると
あ~~~もう全然ダメ、自分なんかチビのコオロギみたい。
ちっぽけっつか、あ~あ~、て感じぃ。てな具合で
まず間違いなく『説得力のあるルックス』の域には
達し切れていないであろうと言う自覚がある。

でもTPOに合わせて自分なりに気配りはするし
自分のスタイルに相応にオシャレに気遣いすることは
身だしなみでありマナーであると思っていて
そしてそれは結構うまくいってる方なんじゃないかな、と思ってもいるけど
でもやっぱ全然ダメでしょ、なんて思ってる。

そこにもってきて
セクシュアリティに問題も抱えているので
そのコンプレックスは人一倍強い方かもしんない。
小さい頃から叔父に散々からかわれたしね。
ホネホネロックだの
ビッキョ(アマガエルのこと)だの
チビくろサンボだの
チビギリスだのってね。
つまり、やせっぽちのチビだ。

せめて背が高ければ
自分にももっとしっかりした発言権が与えられ
もっと生きやすいに違いない、なんて思ったことも数知れず。

特にティーンの頃は
背が高いってのは、非常に強い力を持ちやすくなるよね。
体の大きい子は、よっぽどへましない限り
ちょっとくらい不細工でも難なくクリアできるものってもんがある。
そもそもチビは舐められる。
美しい人間が容赦なく強いのと同じに
チビは容赦なくとりあえず舐められる。
そんなことはまるでどうでもいいかのように。

そして、世の中の人達は
太っていることを非常に気にして
年がら年中ダイエットの話への食い付きっぷりは半端なく
これは永遠の共通テーマであるがごとく
みんな興味津々で
痩せてるってだけで逆差別を受けることがある。

美に対する探究心は同じだってのに
『あなたはいいわよ、食べても太らないんでしょ』みたいな感じで
物凄く安易に話題から外される。
非常に遺憾である。

チビでチンチクリンであるってことも
どうしても痩せられない、あちらこちらがプニプニしてるってことも
同じくらい深刻なのに。同じくらいマイナス要素で悩ましいのに。

って。なにが言いたいのかわからなくなってきたけど

言いたかったのはとにかく
美しいと言う事は、それだけで強いよな。という事で
美しい人は美しい人なりに
また違う悩みがあるようではあるけど
自分も問答無用の美しさがあれば
悩みの多くは乗り越えることが簡単かもしんない。とか思う。

美しいゲイやレズビアンは受け入れられやすい。
当然、バイセクシュアルも同じ。
だからこそ美意識が高い人がLGBTには多いんだろうと思うけど
人それぞれの美しさがあるっていう事も本当で。

まずとにかく堂々と立つこと、座ること、歩くこと、話すこと。
これでだいぶいい具合のところまで持っていくことが可能だと思う。
このカートは先にちらと書いたように
アメリカ人の目線からしたら
そんなに大したことない、というレベルなのかもしれないけど
立ってる姿、座ってる姿、話し方、歩く姿、振り返り方、身振り手振り
その視線の動き何から何まで
彼のプライドをかけて、最大限に美しくしようと言う努力があって
そしてそれが彼を美しくチャーミングに見せる。

自分の容姿に自信を持つというよりもまず
自分自身に誇りを持ってる。そんな感じ。
ここでたぶん8割がた決まっちゃうんじゃないのかな、と、そんくらい思う。

セカンドライフみたいに
思うがままの肉体を作り上げることが簡単であれば
その自身への誇りを更に高みにあげることもできるかもしんないけど
残念ながら、リアル世界では
どうしても限界があるから。人には誰しも、それぞれの限界が。
なるだけ、自分のその時々の最大限で生きたいものです。

無理ない範囲の
行きすぎない範囲の
努力と、手抜きのバランスの妙の中でね。

たぶん、美しさは、パワーだから。
チビのチンチクリンなりの『よりよい所』までは頑張らんとね。

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