懐古主義は身を滅ぼす・・・のかな?

スポンサーリンク

maharaja-osaka.jpg
わが青春の・・・黄金期マハラジャ。
こちらはマハラジャ大阪の画像だけども
MAHARAJAおよびKing & Queenは
大体どこもこんな感じの装飾でありました。
どこに行っても必ず足を向けてた気がするくらいで
そんなにどこ行っても必ずディスコに行きたかったのか、というと
そうなんです。
とにかくディスコに行きたかったんです。

ってねぇ。
どこに行っても大体こんな感じ。というそれは
ある種『旅先で食事に困ったらとりあえず安心と信頼のファミレスに』
という感じに似てたかもしんない。
や、違うけど。



とてもよいリミックスを見つけまして。
それはさながら悪夢のような
たちの悪い幻想だったかもしれないんだけども
とにかく煌びやかなフロアで
めいっぱい『かっこいいと思しきスタイル』で出かけ
テクノサウンドやハウスサウンドで
すっかりその気になった状態で踊る時。
その気分は・・・文字通りのトランスに近く。
美しく華麗で煌びやかな自分。という妄想。
ちょっとすれば
自分でも手が届くゴージャスがそこにあって
踊ってる時、そのフロアにいる時
何も怖くなかった。
何も不安じゃなかった。
自分がディスコ通いしていた時代より古いけど
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』は
まさにそのような自分の思うディスコの魔力・・・魅力が描かれてる。

サタデー・ナイト・フィーバー 製作30周年記念版 デジタル・リマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] サタデー・ナイト・フィーバー 製作30周年記念版 デジタル・リマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(2008/06/20)
ジョン・トラボルタ、カレン・リン・ゴーニイ 他

商品詳細を見る

どんなに”しけた毎日”でも
そこに行けばヒーロー、ヒロインになれる。
誰でも。その気になれば。
時代は流れ、移り変わって行き
昨今はどうだい?
ボクらは今何をしてるかって
とにかく生きてんでしょ。
テレビでちらちらと
バブル世代と、今世代みたいな比較をしつつ
あ~でもないこ~でもないというてるのを見たりするけど
バブルの時代が最高だったのは当然のこととしても
アレが良かったのかというとわかんない。
あの頃を知らない若い世代は可哀想なんて
そんな風にいう人もいるけど
そんな風には思わない。
ただ気持ちは良かったの。それだけは確かで。
長く続きすぎて
先が見えなくなってる不況のただなかで
それでも好調な人はいいのかもしんないけど
その不況の渦中で
真っ暗闇気分にまみれにまみれて
周りが見えなくなってたりすると
あの遠く遠くの遠い昔のキラキラばかりが目について
懐かしくて、戻りたいと思ってしまって
どうしようもなくなる。
若いころ
『あの頃は良かった』なんてつぶやく
懐古主義のオヤジたちを目の端っこで見て
へん。
とか思ってた自分までも含めて、しっとりと思いだしつつ。
へん。とあの時、ボクが鼻で笑った
そのオヤジ達に、今なってる自分よ。
人間生きてる毎日毎日が
思えば初体験の連続なんかもしれんね。
こんな気持ちになる時が来るなんて思ってもみなかったよ。
この位置に来た後
先を行く先輩諸氏たちは
どうなさったのでしょう。
予定と違ってしまって
果てしなくかっこ悪くなっちゃってて戸惑ってんですけど。
しかしこれ
同世代なら同じ気持ちがわかるかって~と
そうでもないらしくて
ディスコに行ったりしない主義だった人も多く
そういう人達は
例え同じ『バブルを味わった世代』だとしても
同じような気分ではないのらしいよ。
あの無駄に煌びやかで
どこまでも永遠に続く気がした
あの恍惚のフロアの魔力は
行ったものにしかわかんないのらしいよ。
だから同世代と話しても
『自分はディスコ行かなかったからなぁ』なんて言われて
さくっと話は終わっちゃって
なんだかなあ、みたいになりつつ。
いい歳こいて
『昔は良かった』とかいいながら
寂しげに世を愁いたりするスタイルでかっこつけても
ちっともかっこよくね~よ。みたいな
銀魂で言うところのマダオですね。まっしぐらよ。マダオ道。
と、現実の自分の情けなさもわかりつつ
それでも最高にキラキラしていたあの頃を。
少なくとも
あの頃の根拠なくとにかく自信に満ち溢れていた自分を
何も疑うことなどなかった
パワフルでタフな自分を
今の自分の中にどっかにまだいるはずの、そんな自分を
探すんだけど。
どこにしまいこんだんだか。
ねえ?

コメント

タイトルとURLをコピーしました