ば~ちゃんに会いたい。

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褒めてもらったのに気分を良くして
久しぶりにブログをアップしてみる気になりました。
この画像は
アメーバピグというので遊んでいる自分の図なんだけど
その中で今
『ば~ちゃんち』というコンテンツがあって
根っからのば~ちゃん子であった自分は
存在を知るやいなやすっ飛んでって
無駄に長時間そこで過ごしたりなどしてみました。


ほんとにば~ちゃんネタに弱い自分で
そこにいる間に
異常にセンチな気分になって
しまいにゃ泣けてきちゃったりなんかしたほどなんだけども
小さな頃から
自分の居場所などどこにもないというような
そんな環境に身を置くはめになってばかりで
保育園でも
小学校に上がってからでも
中学に上がってからでも
高校でも
数々の預けられ先でも
継父と暮らす家の中にも
母に連れられた住み込み先にも
一人で暮らす家の中にもという具合に
点々と『暮らしフィールド』は変わったけれど
本当に、どこにも自分の居場所なんかあった試しがなかった。
唯一、自分の居場所を提供してくれた人が
他ならぬば~ちゃんで
ば~ちゃんと暮らした短い期間だけが
40過ぎた今でも心の拠り所になっている気がする。
子供らしく扱ってくれて
自分らしくいて良かった。
エレキングが欲しいと言ったら
謎の変な怪獣を買ってくれたりなどの
面白エピソードもあったし
いつもクールなば~ちゃんが
まんまと地域の公民館にやってきた
キャッチセールスにはまって
70万とかする布団や
アレルギーが起きて飲めやしなかったクロレラを
きゃっきゃ言いながら買うさまに驚愕したり
そこら辺を思い出すと
やっぱば~ちゃんもただの人間だったなっていうか
至らないとこもある人だったなとも思うのだけど
それでも
ボクにとっては最高最強のば~ちゃんで。
ば~ちゃんは
今一緒に暮らしている娘が生まれる少し前に他界してしまって
とっくにこの世にいないのだけれど
困ったときはば~ちゃんを思い出す。
ば~ちゃんの教えてくれたこと
言ってくれたことは
どんなに時を経て状況が変わっても絶対で
無敵の正しさがあると思っている。
小さな頃から「変わった子」であったボクは
一緒に遊ぶ友達たちに
接し方がわからなくなるのか
バカ、だの、キチガイ、だの言われることもあって
そのたびに、平然とスルーして
泣いたり怒ったりもせず
何食わぬ顔で家に帰って平気でいたんだけど
それは本当に何食わぬことだと思っていたかというと
まったくそうではなくて
何がバカげていたのかも解らなければ
何を持ってしてキチガイと思われたのか解らず
リアクションを取ることができなかったからで
夕飯の時なんかにば~ちゃんに話す。
『今日、バカって言われたよ』
『キチガイ、って言われたよ』
そんな時ば~ちゃんは
瞬速で
バカって言った人がバカよ。
キチガイって言った人がキチガイよ。

と言ってくれた。
とてもとても当たり前の事として
ひどくさらっと、なんてこと無いじゃん。みたいに。
このようなことは
誰しもが優しい大人に言われることの一つだけれど
初めてこのことを言ってくれたのがば~ちゃんで
しかもその言い方が・・・あの瞬速的なタイミングも絶妙で・・・
とにかく・・・魂レベルで、ボクを救ってくれた。
小学生の頃
『Signちゃんはいつも反対の事ばかりいうから良くない子だと思います』というメモが
学級会議箱に投げ入れられたことを受けて
学級会議にかけられ
多くの生徒から血祭りにされたことがあったのだけど
(厳密には、反対意見で庇護してくれた子もいたけども)
その時もやはりショックのために
リアクションが取れず、言われるままになって家に戻り
これまた夕飯時にぼそっと
『今日は学級会議の議題になったよ』と伝えたら
また瞬速で
そんなくだらんこと、付き合わんでよか。
と言ってくれた。
そんな感じでいつも
ば~ちゃんはいつもさらっとクールにボクの味方で
どんなことがあっても、たいしたことないと教えてくれた。
お天道様が見ちょっど。
というのもば~ちゃんの口癖。
思えばこのブログの中で
何度もば~ちゃんのことは話しているかもしれないんだけど
そんなば~ちゃんの理論によれば
とにかく、いつどんなときもお天道様が見てるから大丈夫、と、これなのであって
良いことをすれば、お天道様が見てて
悪いことをしても、お天道様が見てて
それってつまり
自分が見てるだろ?自分が誰より見てるだろ?ということで
細かい説明なしに
すべての事象に適用される
無敵の倫理観を教えてくれたに等しく
そういう意味でも、ば~ちゃんは凄い人だったと思っている。
ば~ちゃんに
それマズいよと何度いっても
問答無用で毎回出してくれていた
お砂糖がけのスライストマトも
それ気持ち悪いよと何度言っても
問答無用で切り分けてくれた
じゅくじゅくの完熟の柿も
もうそれ飽きちゃったよといっても
何度だって食卓に並べられる
アジのマリネも
コレやだよ、といって毎度残すのに
やっぱり取り除かないままの
出汁用のイリコがそのまま入った味噌汁も
あの頃は嫌いだったものばかりだけど
今また食べれるならどんなに嬉しいかしれない。
今、心身ともに病んでしまって
外出すらままならなくなるほどに弱ったボクが
ば~ちゃんちに行ったなら
ば~ちゃん、どうしてくれるかな。
なんにも話さず
淡々とただ、アジのマリネとイリコ入り味噌汁出してくれるかな。
それらを食べながら
『危ない目にあった時、そばにいたのに誰も助けてくれなかったよ』って言ったら
ば~ちゃん、なんて言ってくれるかな。
『ボクのせいだといって、死のうとした人がいたよ』って言ったら
ば~ちゃん、なんて言ってくれるかな。
ば~ちゃんに会いたいな。
ば~ちゃん、どこかにいるのかな。
そんなことばかり、考えてる。いつも。
寝る前なんかに、そんなことばかり、考えてるんだ。
ば~ちゃんのいうお天道様ってのは
まだいるんだよね?たぶん?
何だかよそ見してるのかもしれないから
ちょっとちゃんと見てやってと
言ってくれないかな。

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