マリー・アントワネット

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ゴンサロ・ルバルカバのエントリーは
読んでくれてるのか読んでないのか
すっかりスルーで
そこはかとなく寂しいこのごろ。
皆さんいかがお過ごしでございましょうか。
シンプソンズのお皿のためになけなしのお金をはたいたりする
無駄な物欲所持者でおなじみの
まいちゃんです。


そんなワタクシ。
やっとのことで『マリー・アントワネット』を見まして。
ずっと見たかったんですけども
ようやくスカパーでやるぞってって
さっそくですね。
娘とともに見たのでございます。
ま~、あのお菓子。
あのお菓子ども。
食べたいですわねえ。
せっかくなんで
先に書いたとおりの
なけなしのお金をはたいた期間限定のミスドのケーキみたいなドーナツをですね。
食べながら見たりなんかしちゃったんですけれども

ま~、お菓子ってのは
どうしてああも、見た目からしてスイートなんでございましょう。

それからね。
あの調度品の数々。
素晴らしすぎてめまいがおきそうでしたわ。
ベルサイユ宮殿のお話ですから
当たり前っちゃ当たり前なんですけども
覚悟はしていたものの
目の当たりにしてしまいますと
どうもアレですね。興奮が止められやしませんね。

がしかし。
娘と友に話すには
確かに美しくて素晴らしいのではあるが
やはり『おうちが一番良い』なのであって
あそこに住みたい。などとはつゆとも思わない。
そんな根っから貧乏。
筋金入りの貧乏。
言わば由緒正しい、昔から代々伝わる、
正真正銘の貧乏であるからして
結局はどこかしら覚めた目で見たりして。

しかし・・・
これを見れば思い出さずにはいられない


↑これね。これ。

私はずいぶん前にこれを見たとき
そりゃもう、どえらい騒ぎで共感しまくって
深く考えまくって
深く感じまくって
大変な騒ぎだったのですけれども

言うなれば
マリーとジャンヌでは
あっち側とこっち側って感じじゃないですか。
事情を知らない娘に
かいつまんで当時の事情や
時代に翻弄された二人の少女の
とても立派で悲しく切ないお話ってのを話しつつ
見たのですが

なんでしょう・・・

何事もそうなのだと私は思ってるんだけど
基本的に
根っこから、すっかり悪い人ってのはいないんですよね。
たぶん。
何かしら『そうなる』のには
必ず流れや理由や止むを得ない
いかんともしがたい
のっぴきならない事情ってのがあるものでして
マリーも本当に可哀想と言うか
ジャンヌだって可哀想で

でも
二人とも若いのに、気高い心意気があるでしょう?

アレが美しいね。ほんとにさ。
マリーを演じた彼女のことは
私はぶっちゃけ嫌いなのですけども
これを見て、ちょっと見直してしまいましたよ。
演技がうまいかどうかまではわからないけど
このようなコッポラの映画みたいな
中世のお洋服の似合う事似合う事!

『インタビュー・ウィズ・バンパイア』での
フランス人形みたいな女の子。
あの役が彼女のデビューなのだと信じて疑ってない私ですが

あの時もね~。
本当にお人形さんみたいで。
決して美形ではないと思うのだけど不思議ね。
彼女は時代を間違えて生まれてきた系なのかしら。

そうじゃないな。
あえてこの時代にあの容姿で生まれてきて
あの時代の女性を演じると言う
そういう運命だったりするのかもしれないです。
本当に可愛らしく美しかった。

私は
個人的にエロティック方面も結構期待していたのですが
何のこた~ない
あっさりしたもんで
そこはつまらなかったんですけども
何を見ても
何を読んでも
結局は『愛だろ。愛』っていう
そういうオチにしかならない脳みそのワタクシで
結構良かったな~なんて
しみじみ、しっとりと思ったり。

そういえば!
デュ・バリー夫人ってのが出てきたのね。
私、この名前に非常に身に覚えと言うか聞き覚えがあるんだけど
なんだっけ?
公妾であったとか、そういうのでなくてさ
何かこう・・・聞き覚えが・・・。思い出せないのだけど。

彼女、なんだかとってもかわいそうでした。
マリーも死刑になりましたが
デュ・バリー夫人も死刑になったのだそうですね。
ずいぶん昔の今日。
12月7日のことだそうです。

当時のしきたりとか宗教色に彩られた政治そのもののあり方とか
人間の存在の仕方って言うものに
とても興味惹かれます。
『タブー』というのの基本概念が
今とはずいぶん違うようで
かと言って
今の方がいいばかりではないような気もして
なんともいえない気持ちになります。

どの時代、いつの時代でも
人間は『少しでも上になりたい』と思ってきました。
生活レベルを上げたい。ってのが基本なのでしょうけれど
強欲がゆえに
さらに上、さらに上と、上を見上げてばかりいるうちに
権力の虜となって
結局足元をすくわれる。というのが
何人もの人が繰り返してきた過ちの1つ。
それでもみんな悪くなくて。
悪いって言うわけではなくて。

いろいろ感じて、いろいろ考えすぎて
ちっともまとまりゃしないのでアレなんですが
人として生まれ、死に行くと言うことは
みんなに平等に与えられた権利で義務。
より良く生きたいと思うのも
みんなに平等に与えられた権利で義務。
みんなみんな
模索しながら、苦悩しながら、頑張りながら
生きて、死んでゆくのだな~と。
なんだかシンミリしてしまったのでした。

コメント

  1. ゴンちゃんのエントリーはまいちゃんが
    語りつくしてくれてるからなぁ(^^;
    もちろん読んでるよー。
    マリーアントワネット、家も今月録画予定!
    キルスティンは日本人の感覚じゃ美人じゃ
    ないよね。米ではあれが美人なんだよねぇ。

  2. 良かった~読んでもらえてたのね♪
    この間図書館で
    ジャズ好きなら聞いておくべきベストジャズピアニスト
    みたいな感じの本を見かけまして
    ぱらぱらやってたら
    ちゃ~んとゴンサロたんも載っていて
    とっても嬉しくなったのでした♪
    コルトレーン達と
    堂々と名を連ねてるってすごいことだと思うんだ。
    そんな人の生演奏を聞けた自分が誇らしくなったりしてねw

    キルスティン嬢は
    そう・・・アメリカでは美人なのでしょうけれど
    どうもねえ・・・わからんww
    でも
    この映画での彼女は良かったと思う。
    あんだけドレスを着替えられただけでも
    彼女的には成功だった気もするしw
    つか、私だったら
    アレだけで充分と言うかw

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