年越しです。

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画像拝借(食の歳時記さん)
なかなか自分にとってヘビーすぎた
そんな2012年も残すところ数時間となりまして。
ヘビーだったがしかし
その分学びや気付きも多かったと思うんで
結局のところ
好い年だったのかな。という感じがしています。


なにはともあれ
年越しをこの世知辛い御時勢の中
安月給とはいえ
ちゃんと職のある状態で迎えるってのは
もともと
普通に働き続けることが出来てる人からしたら
当たり前だろ的な感じかもしれませんが
ほんとこれね。
幸せなことだよな。と思います。
どんな仕事であっても、です。
とかく仕事というのは
多くの人が好きなことを仕事に出来ていなかったりもするし
なにより、その職場の規律に従って
言わば自分の時間やら労力を
雇い先や顧客に賃金で買ってもらってるみたいなとこあって
それだけに
めんどくさいこともあるし
やだな~ずっと日曜日ならいいのにな~。なんて
そんななりがちなんだけども
一昨年から
職を失っては就活。
仕事しては震災の煽りでギャラを取りっぱぐれ。
また職がなくなっては就活。
なんて~のを繰り返しつつ
ネットでの唯一のアイデンティティであったところの
セカンドライフもやめる流れになるなどしつつ
あれね・・・セカンドライフの中も
仮想空間とはいえ
金になってないという場合においても
仕事なんだよね。
そんなこんなで
仕事、という事が如何に
人間の髄を支える大きなことであるか。
ただ単に食いぶち稼ぎってだけではなく
人としてのライフ・ポジションって言うのを確立させるために
とてもとても大事なものなんだよな、と
つくづく深く感じさせられた今年でした。
規則や規制・制約などの決まり事に縛られるのは
先にもちらと触れたように
非常にめんどくさかったり
気分が悪いこともあったりするけども
それがあってこそ保たれる
ボクらのライフスタイルだったりアイデンティティがある。
死んだば~ちゃんのいいつけってのを
今年ほど強く何度も思い出した年もなく

1.お天道さんが見ちょっど。
2.ぼろは着てても心は錦。武士は食わねど高楊枝。
3.起きらんか!


この3つは本当にすべてを網羅してるかの如し。て話で
後ろ暗いことをしてはならない。
辛い状況下にあっても誇りを忘れず自分を忘れず
しゃんとしていなくてはならない。
朝はちゃんと起きなくてはならない。
ということなんだけども
実にこの3つを守り抜いた
そんなば~ちゃんだったことを本当に何度も思い出した。
たった一人で
拾ってきた猫2匹とともに
老いてもなお『キチンと暮らす』を貫いたば~ちゃんは
最後の最後まで
本当に美しく凛とした姿であったこと。
誰にも合わない日が続いても
毎朝きちんと身なりを整え
三食きちんと定時にいただき
季節の花を庭で少し植えて世話をし
季節の行事をちゃんと楽しむ。
遠く離れて暮らす我が子や孫たちのことを忘れない。
そして、風呂に入って寝巻を着て寝る。
人としての基本の営みを
『仕事に行かなきゃならないから』とか
『人に会うことになってるから』とか
『御近所の目があるから』とか
『子供がいるから』とか
『旦那や嫁さんがいるから』とか
そんなことでやるのではなくて
自分の基本、として滞りなくつつがなくやっていくこと。
これだけを大事にしてきたば~ちゃん。
そんなば~ちゃんを
何度も思い出したのは
職や自分の居場所や任務なんかの多くを
一気に失った喪失感を
まるで免罪符かなにかのように捉えて
甘えて過ごした自分があったから。
いろんなことを言い訳にして
それを盾にして
人としての基本、てのをやらずにいた時期があったから。
それくらい自分にとって
今年を含めたこの3年余りで
自分史上最悪最低にみるみる堕ちてったってことだけど
まだまだその
自分史上最悪最低に堕ちたとこから
ちっとも這いあがれてやしないし
あまりにも失ったものや手放したものが多くて
まだまだ困惑や喪失感も拭いきれやしないけども
そこまで堕ちてやっと見えたものってのは確かにあって。
そんな中で
なんとかかんとか
慌てず騒がず静かな気持ちで
新年を迎える心の準備はできました。
まずは風呂に入ること。
綺麗な体で、清潔な衣服で身なりを整えること。
お腹一杯ご飯を食べること。
しっこもウンコもきちんと出して
ゴミも危険物もプラゴミもなんもかんも出して
暑くない、寒くないよう
掃除や整理整頓もしたりしながら居空間を整えて
ゆったり過ごすということ。
どれもこれも当たり前のこと。
そんな当たり前のことが
出来なくなるほどに落ちるってこともあるんだなという中で見つけた
生き暮らすことの大切さを胸に。
その当たり前すら
どうにもこうにも出来ない状況に
陥ったままどうにもならない人が
まだまだ世界中にたくさんたくさんいることも
決して忘れず
出来るだけ多くの人が
静かにゆったりと落ち着いて新しい年を迎えられますよう。
今年も一年
いろいろありがとう、世界。
また来年もよろしく。

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