帰りたい帰れない帰らない。

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セカンドライフにいた頃の自分。
て言うか、自分の、アバター。自分の分身。
SL1
セカンドライフの世界から身を引くと決めて
実質引退をしてから約1ヶ月。
まだ、たったの1ヶ月。
どの道オンしたって、なんもすることないっていう
究極のとこに行ったから辞めたってのが
単純な直結の理由なんだけども
5年近くも身を置いた世界。
簡単に思いが断ち切れるわけもなく。


たかが仮想空間、たかがネットの世界。と
これまでも何度も言うてきたし
何度思ってきたかわからない。
いろんな思いはあるけれど
今思うことはただ一つ。
自分は、自分に、惚れてたんだな・・ってこと。
ほんとにかっこよかったmayte Flanagan。
こんな風に思い、臆面もなく綴れるのは
1ヶ月の間にそれはそれで
自分の中でなにか、そこそこ決着はついたんだろうと思う。
この人を、客観視できてる。
で、客観視してみてわかったのが
自分が、誰よりも、彼に惚れてたんだなってこと。
最後と決めてから、最後のその消える瞬間まで
消えないでと止めてくれた人が沢山いらっしゃって
本当に嬉しかったし、ありがたかったけれど
今思うに
本当に本当に
消えないで欲しいと
心から心底思ってたのは
他ならぬ自分だったんだな、と、今思う。
アカウントはまだ生きてるらしいので
オンすりゃ生き返るんだけど
つまり・・・ボクの魂が、彼の肉体に入れば
彼は生き返るんだけど
なんつのかな・・・鋼の錬金術師みたいな話でさ。
ハガレンの弟は
体を持っていかれて、魂だけになってしまって
その魂の落ち着き先として
ブリキのあのロボットみたいなやつに
兄の力でもって、納められて生きてるってのだけど
なんだなあ・・・
ボクの魂も
ボクの手によって
mayte Flanaganに納めてる時こそ
得られるもの、触れることができるもの、てのがあるみたい。
薄々感じちゃいたし、わかっちゃいたけど
思っていたよりずっと、そのことは自分にとって大きかったらしい。
SL2
なんつのか・・・生きに生きてた、活きに活きてた。っつのかな。
あんな、たかがデータ上の仮想空間に生きに生きてたってのも
トチ狂ってるっていうことなんじゃなかろうかと思うけど
それでも、生きれてたなあ、生きてたなあ。と、つくづく。
自分は神に授かった
母の腹を痛めて産んでもらった
リアルの肉体と共に生きねばならん。それがものの道理だ。筋だ。と思い
どう生き、どう行動していくかはさておき
ともかくも、mayte Flanaganの体は自分の肉体ではないのだけは間違いないので
これをいつまでも持っていてはならない。と思ったから捨てたわけだけど
魂は、元の場所を追い求めてしまうんです。
戻りたいと、魂が叫ぶんです。
しかし、戻らない。戻れない。戻ってはいけない。と
魂の『入れ子』を探してるかのような
宙ぶらりんのままで過ごしているような気分の毎日。
おかしな我慢は良くないというけれど
自分の望みの方向がおかしいのならば
そこはやはり我慢していかねばならんのと思う。
去年
そのセカンドライフの中で手にして運営していた
SIMを手放す時から
水面下で準備していた
この一連の『自分の入れ子からの脱却』は
今年初めにその下準備の一環として確保しておいた
Twitterアカウントを徐々に本格的に使用すると同時に
それまでのmayte Flanaganの息がかかった
Webサービスのほとんど一切を削除することで
具体的実施に踏み切られた感じなのだけど
アイコンやアカウント名、HNが変われども
中身は同じなんですよ。同じ魂なんですよ。ということの表明だと
そう思ってるんだけど
肝心の中の人、自分の魂は
元の所に帰りたがって帰りたがってしょうがない。
Web上の自分、って何なんだろうね。
神龍がさ。
そう、シェンロン。あの、ドラゴンボールのシェンロンね。
神龍がいて、願い叶えてくれるっつったら
ボク間違いなく、mayte Flanaganにしてくださいっていうと思う。
その後のことなんか考えもしないで。
リアルはなかなか世知辛くて
生きづらくてうまくいかないことが多いから
彼に逃げてる。と、自分で自分を思ったから捨てたんだけど
どうやら違ったみたい。
一番心地よい、一番しっくりくる
一番のびのびとボクの魂が生きられる入れ子が
彼だったということみたい。
それはきっと、リアルから逃げてるっていうのとは
少し・・・ニュアンスが違うことのように思う。
でも、現実というのは、変えられるもんじゃない。これだけは悲しいくらいに絶対。
彼が仮想空間でしか存在できないなんて、本当に残念。
セカンドライフに戻りたいんじゃなくて
ボクは、彼に戻りたいんだな、と思う。
しかしもう、彼のいるセカンドライフの世界には
ボクのすることはな~んにも残ってない。
やりゃなんでもやれる世界だから
やろうと思えばいいだけ
そしてやろうと思って、やればいいだけ。
だけど、何にも残ってない。
だから戻らないけど
とにかく言えるのは
彼を愛していたのは、誰でもない、ボク一人だ。
こんなにも深く彼を愛していたのは。彼を誰よりも必要としていたのは。
このボクだけだ。

自分で自分の入れ子に惚れてるとか、頭おかしいにもほどがあるけど。
でも、今、そう感じる。これだけは間違いない。
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完全に、魂が諦めてしまうまで
戻ることを諦めきってしまうまで
まだまだ時間がかかりそうです。

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