はいはい、みなさんこんばんわ。
見てきましたよ、見てきましたよ。
町田康原作の「パンク侍、斬られて候」
これねー、ボクは原作読んでないの。
持ってるけど読んでない。
母は、読みまして
それで映画を見たい見たいと言うもんですから
連れて行ってきたわけです。はい。
で、感想なんですけれども
んっまー!
案の定、めっちゃくちゃ★
町田康のファンでなければ
恐らくわからないであろうパンクな世界観。
なんと言うか、全体的にふざけている。
大真面目に、大いにダイナミックにふざけている。
ふざけているけれども、笑えない。
これはけなしているのではなくて
褒めています。
これはねー。好きか嫌いかで分けたら
多分嫌いな人のほうが多いんだろう。多分、な。
しかしながら、ボクは町田康が大好きであるので
見終わってすぐは「ぽかーん」だったけれども
後から後からじわじわと、良かった!となってる今現在なのです。
あの、大多数が阿呆の世界。
阿呆は阿呆なりに考えて生きているし
感情ももちろんあるので
あまりにバカげた世の中のシステムなどについて
無形の無意識感情で鬱憤が溜まっていて
あげなことになるのであって
あんなにメチャクチャな映画だってのに
暗に言わんとしてることは大真面目なんじゃね?と思ったのでした。
メチャクチャな映画であるが故か
深読みしようと思えばいくらでも深読みできそうなくらい
パッと見、何も内容がないのです。←褒めている
俳優陣が豪華であるのと
これまた町田康作品の映画化であるところの
この「けものがれ俺らの猿と」も大好きなんだけれども
この作品で主役を演じている永瀬正敏氏が
あろうことか、猿の役で出演でありまして
いやもう、しぶかった。猿なのに、しぶかったYO!
やー良かったな・・・(シミジミ
見たい見たいと言い出しっぺであった母も
非常に面白かったと言うている。
そりゃそうでしょう。母も町田康大好きなんだもんね。
しかも原作読んだばっかで存分に楽しんじゃったんだもんね。
綾野剛も体当たりの演技でありましたよ。
何がいいって、◯◯が綺麗でありました。
このような、恐らく万人に良しとされないであろうと
わかりきっている映画であっても
ネタバレするのは憚れるので
何を書いていいかさっぱりわかりゃしない。へへへ。
やはり町田康は、時代劇もパンクになるのであります。
やー面白かったなー。
町田康が大好きなのであれば
また、パンク歌手としての町田町蔵が大好きなのであれば
見るとよろしい。ここに描かれておるのは、パンクじゃよ。
時代劇なのに、現代の世界に対する反逆精神じゃよ。
あー気持ちよかった。
てなわけで。
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